おおぞら療育センター つばさ静岡
Welfare / 2005
おおぞら療育センター
つばさ静岡
Project Overview
利用者から学び、
一人ひとりの人生に寄り添う。
おおぞら療育センター つばさ静岡は、1973年に浜松で開設された「おおぞらの家」で培われた実績を受け継ぎ、静岡県重症心身障害児者を守る会の要望を背景に、2005年に静岡市へ開設された重症心身障がい児者のための療育施設です。
医療と介護を必要とする利用者の生活が心豊かなものとなるよう、医療・看護・介護・訓練・調理などの専門職が連携し、生活全体を支えるトータルケアを行っています。建築では、医療的ケアの安全性だけでなく、日々の介助が豊かなコミュニケーションとなること、家族が安心して関われること、生活と経験の場が地域へ広がることを大切にしました。利用者の困難を決めつけず、一人ひとりの人生を理解し、利用者から学ぶ姿勢を支える環境を目指しています。
Design Perspective
施設理念を支える
6つの設計の考え方
利用者の困難を理解するための環境
移動、意思表示、周囲の状況理解に困難を抱える利用者が孤立しないよう、視線、音、距離感を整え、職員が小さな変化に気づきやすい環境を計画しました。
援助を豊かなコミュニケーションにする
食事、入浴、更衣、排泄などの日常的な介助が、単なる作業ではなく、利用者と援助者が生活を共にする時間となるよう、自然な動線と落ち着いた介助空間を整えています。
医療と生活を分けない
医療的ケアの安全性を確保しながら、施設全体が過度に病院的にならないよう、生活のリズム、居場所、食事、交流を一体で支える構成としました。
多職種の専門性をつなぐ
医師、看護師、介護職、療法士、調理職などが情報を共有し、利用者一人ひとりに合わせたトータルケアを継続できる部門配置と動線を計画しました。
生活と経験の場を地域へ広げる
施設の中だけで生活を完結させず、地域社会の資源や人との関わりにつながるよう、在宅支援、家族支援、地域交流を受け止める環境を整えています。
利用者から学び続ける施設
複雑で専門性の高い支援に対応しながらも、支援者が利用者の人生や個性から学び、ケアを更新し続けられるよう、柔軟に使える施設基盤を整えました。
Contact
重症心身障がい児者・医療型療育施設の
新築・改修をご検討の方へ
医療的ケア、多職種連携、生活の豊かさ、家族支援、在宅支援、地域とのつながりまで、利用者一人ひとりの人生を支える療育施設をご提案します。