高齢者施設の複合化と街づくり
聖隷藤沢ウェルフェアタウン

本計画の最大の特徴は、複数機能を同一敷地内に統合している点です。
・機能は分け、価値はつなぐ・動線計画が施設の質を決める・立地条件は制約ではなく資源になる・地域との関係性が施設価値を高める
制度の違い、運営主体、動線の分離。 運営上は分離しながら、空間としては連携する という設計を採用しています。


複合施設で最も重要な「動線設計」
複合施設の質を決めるのは、動線計画です。本計画では、以下の3つを明確に分けています。・利用者動線・スタッフ動線・サービス動線必要な部分だけを接続することで、効率と安全性を両立しています。日常生活は各施設で完結しつつ、医療・介護サービスは連携できる構成です。
傾斜地を活かした立体的な施設計画
本計画ではこの条件を制約とせず、立体的な構成として活用しています。・低層:診療所・サブ動線・中層:共用機能・高層:居住機能さらに、複数の出入口を設けることで、動線の分散と機能分離を実現しています。
高齢者施設の複合化で求められる視点
複合施設では、以下の失敗が多く見られます。・動線が交錯し、現場負担が増える・制度の違いを整理せず設計してしまう・施設同士の関係性が曖昧になる これらはすべて、初期段階の整理不足が原因です。設計前の構想整理が、施設の質を大きく左右します。

Client:社会福祉法人 聖隷福祉事業団
Project:聖隷藤沢ウェルフェアタウン
Category:老人福祉施設
SLocation:神奈川県藤沢市
Structure/Structure:SRC造一部RC造 地上12階 地下1階
Completion Date:2011年2月
制約が多い計画ほど、設計力が問われます。
医療を止めない改修、増築、段階整備。
まずは条件をお聞かせください。