病院
服部病院 増改築工事
Hospital / Renovation & Extension / 2008
服部病院
増改築工事
Project Overview
50年続く精神科医療を、
次の時代へつなぐ増改築。
服部病院は1972年の開院以来、地域に根ざした精神科医療と依存症治療を続けてきました。2008年の増改築工事では、その歴史を受け継ぎながら、依存症専門医療や精神科急性期など、時代とともに広がる医療機能に対応する環境へ更新しました。
病院の増改築では、既存施設を使い続けながら、診療・療養・安全性・患者プライバシーを高めていく必要があります。本計画では、患者さん、ご家族、医療スタッフの動きを整理し、新旧の建物を一つの病院として自然につなぎながら、今後の医療の変化にも対応しやすい施設基盤を整えました。
建築主医療法人 進正会
建築用途病院
工事種別増改築工事
構造RC造
延床面積1,700㎡
計画地静岡県磐田市
竣工2008年3月
設計のテーマ依存症治療・精神科急性期・増改築・患者プライバシー・療養環境・将来更新
Design Perspective
写真から読み解く
6つの設計コンセプト
既存の記憶を残しながら更新する
外観では、新しい部分だけを強調せず、既存病院のスケールや表情を受け継ぎながら増築部を重ねています。
入口で心理的な負担をやわらげる
精神科を受診する方やご家族の緊張を少しでも抑えるため、玄関までの流れを明快にし、落ち着いて入れるアプローチとしました。
待合に適度な距離をつくる
患者さん同士の視線や会話が過度に重ならないよう、待合では見通しと距離感のバランスを整えています。
対話に集中できる診療環境
依存症治療や精神科診療では継続的な対話が重要です。診療・相談空間は、刺激を抑え、落ち着いて話せる環境を意識しました。
見守りと落ち着きを両立する
病棟では安全性を確保しながら、監視されている印象を強くしないよう、見通しと生活の距離感を丁寧に整えています。
新旧を一つの病院としてつなぐ
接続部や縦方向の移動空間まで含めて連続性を整え、増改築後も一つの病院として自然に使える構成を目指しました。
Contact
医療を止めず、
精神科病院を更新する。
依存症治療、精神科急性期、患者プライバシー、既存建物活用、段階改修、将来更新まで。医療の専門性と継続性を両立する増改築をご提案します。