高齢者施設
いなさグループホーム ほのぼのケアガーデン
Elderly Facility / Group Home / 2001
いなさグループホーム
ほのぼのケアガーデン
Project Overview
家庭のように自由に暮らす、
「もうひとつの家」。
ほのぼのケアガーデンは、1ユニットのみのこぢんまりとした環境の中で、一人ひとりの生活リズムや「できること」を大切にしながら暮らすグループホームです。
LIVING CONCEPT ハリのある生活と、役割のある暮らし
「してもらう場所」ではなく、「自分でできることを続ける場所」。ケアガーデンで草花や野菜を育て、家事や散歩を生活の中に取り込みながら、その人らしい日常を支えます。
DESIGN CONTINUITY いなさ愛光園から続く、小さな生活単位の考え方
大規模施設からグループホームへ。生活の単位を小さくし、家庭に近い距離感の中で地域とつながるという設計思想を継承しています。
建築主聖隷福祉事業団
建築用途グループホーム
構造S造
延床面積1,512㎡
計画地静岡県浜松市
竣工2001年3月
設計のテーマもうひとつの家・1ユニット・自立支援・役割のある暮らし・ケアガーデン
Design Perspective
「もうひとつの家」をつくる
6つの設計の考え方
1ユニットの小ささを活かす
大人数をまとめて管理するのではなく、一人ひとりの様子が自然に分かる、家庭に近い生活単位を大切にしました。
家事を暮らしの役割にする
食事づくり、掃除、洗濯などを生活から切り離さず、入居者が「できること」を続けられるよう、日常の動線をコンパクトにつないでいます。
必要なところだけ支える
常に介助するのではなく、自分でできることは自分で行い、必要な場面で職員が自然に手を添えられる距離感を整えました。
居間を生活の中心にする
食事、会話、家事、休息が重なる居間を暮らしの中心に置き、入居者と職員が同じ空間で自然に時間を共有できる構成としました。
ケアガーデンを日常につなぐ
草花や野菜を育て、散歩や草取りを楽しめる庭を身近に配置し、季節を感じながら役割を持てる暮らしを支えています。
「施設」ではなく「家」として見せる
低い屋根、細かな建物ボリューム、庭との近い関係によって、地域の日常に馴染む住まいのような表情をつくりました。
Contact
「できること」を奪わない、
暮らしの場をつくる。
小規模な生活単位、家事、見守り、庭、地域との関係まで。高齢者が役割と自分らしさを持って暮らせる環境を、運営と建築の両面から組み立てます。