特別養護老人ホーム いなさ愛光園
Elderly Facility / Award / 1997
特別養護老人ホーム
いなさ愛光園
Project Overview
一人ひとりの暮らしが集まり、
一つの「街」になる。
いなさ愛光園は、高齢者施設を一つの大きな建物としてまとめるのではなく、小さな生活単位が集まり、道や広場のような共用空間でつながる「街」として計画しました。
居室を中心とするプライベートゾーン、グループごとのセミプライベートゾーン、施設全体のパブリックゾーンを段階的につなぎ、入居者がその日の気分や体調に合わせて人との距離を選べる構成としています。平屋の水平的な広がりによって、生活・交流・庭を無理なくつなぎ、「施設で暮らす」のではなく「自分の居場所で暮らす」ことを支える建築を目指しました。
内部を一つの街に見立てたグループユニット構成、プライベート・セミプライベート・パブリックの段階的な空間構成、ゆとりのある平面計画などが評価されました。
Gallery
建築写真
外観、生活単位、街路のような共用部、中間領域、交流空間、庭まで。「一つの街」として計画した施設を8枚の写真で紹介します。
Design Perspective
高齢者施設を「街」に変える
6つの設計の考え方
生活単位を小さくする
グループユニットごとに生活領域をまとめ、入居者が自分の場所を理解しやすいスケールへ整えました。
内部に「通り」と「広場」をつくる
共用部を単なる廊下にせず、人の気配や活動を感じられる街路や広場のような場所として計画しました。
人との距離を自分で選べる
居室、ユニット内共用部、施設全体の交流空間へと段階を設け、一人で過ごすことも、人と関わることも選べる環境をつくりました。
平屋で生活を水平につなぐ
上下移動を抑え、居室、共用空間、庭を水平につなぐことで、分かりやすく介護負担も抑えた生活動線としました。
大きな施設を小さく見せる
屋根や建物ボリュームを分節し、一つの巨大な施設ではなく、小さな家々が集まったような親しみのある景観をつくりました。
完成後も育つ環境を残す
庭や植栽を含め、完成時を終点とせず、利用者や地域とともに時間をかけて環境が育っていく余地を残しました。
Contact
「施設」ではなく、
一人ひとりの暮らしをつくる。
生活単位、居場所の段階、介護動線、共用空間、庭、地域との関係まで。高齢者が自分らしく暮らせる環境を、運営と建築の両面から組み立てます。







