2020年07月31日
浜名湖エデンの園 新1・2号館
ー国内初|居住しながら建替えた大規模有料老人ホーム
高齢者施設の建替えは、
「壊して建てる」だけでは成立しません。
入居者の生活を維持しながら、
安全性と快適性を同時に高める必要があります。
「浜名湖エデンの園 新1・2号館」は、
その難題に応えた大規模プロジェクトです。
浜名湖エデンの園は、1973年の開設以来、
増築や耐震対策を重ねながら発展してきました。
今回の計画では、さらなる安全性の確保を目的に、
新1・2号館の建替えを実施しています。
鉄筋コンクリート造の有料老人ホームとしては
国内最大規模の建物であり、
入居者が生活を続けながら進める建替え工事は、
国内初の取り組みとなります。
■ 設計の前提条件
本計画の最大の特徴は、
「居住を継続したままの建替え」です。
日常生活を止めることなく、
安全に工事を進める必要があります。
そのため、施工計画と一体となった設計が不可欠です。
・工区分けによる段階的な建替え
・騒音・振動への配慮
・既存施設との動線整理
これらを綿密に計画し、
入居者への影響を最小限に抑えています。
■ 新施設の特徴
今回の建替えでは、安全・安心を軸に、
建物性能と住環境を大きく向上させています。
・耐震性能
法基準の1.5倍の強度を確保
・防災性能
非常電源により災害時も食事提供が可能
・住環境の刷新
食堂・大浴場・ロビーなど共用部を全面更新
さらに、ビオトープを取り入れた外部空間により、
日常の中に自然を感じられる環境を整えています。
■ トータルヘルスケアを支える計画
エデンの園では、
Health(健康)・Medical(医療)・Care(介護)を軸とした
トータルヘルスケアを提供しています。
自立期から要介護期、終末期まで、
生活の変化に応じて支え続ける体制です。
この考え方を建築に落とし込み、
各機能が連携しやすい構成としています。
■ 運営を支える設計
施設の質は、建物単体では決まりません。
医療支援体制、介護サービス、職員の動き。
それらが成立することで、初めて機能します。
本計画では、
・医療と介護の連携動線
・スタッフの効率的な動き
・入居者の安心感
これらを同時に成立させる設計としています。
計画概要
敷地面積:17,176.67㎡
延床面積:32,545.22㎡
階数:地下1階・地上6階(新1・2号館)
居室数:429室
(一般居室372室・介護居室57室)
「浜名湖エデンの園 新1・2号館」は、
高齢者施設の建替えの新しいモデルです。
生活を止めずに更新すること。
安全性と快適性を同時に高めること。
長期運営に耐える施設とすること。
これらを実現するためには、
設計と施工、運営を一体で考える必要があります。
公共設計では、医療・福祉施設で培った経験をもとに、
実現可能な計画として具体化します。
大規模施設の建替えや再整備は、初期計画で成否が決まります。
・建替えの基本構想
・段階的更新の計画整理
・医療・介護連携の施設設計
・既存施設の課題分析
段階に応じてサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください。