2023年01月05日
サービス付き高齢者向け住宅「シャトー新橋」竣工
ー「自由・誇り・安心」を支える住まい
高齢者住宅に求められるものは、
単なる「安全性」だけではありません。
自由に暮らしながら、必要なときに支えられる。
その両立こそが、これからの住まいに求められます。
医療法人和恵会様が運営する、サービス付き高齢者向け住宅「シャトー新橋」は
医療と生活支援を組み合わせた新しい住宅モデルとして計画されました。
計画の根底にあるのは、
「自由」「誇り」「安心」という3つの理念です。
この理念は、単なる言葉ではなく、
日常の暮らしを支える仕組みとして、空間と運営の両面に反映されています。
■ 抑制に頼らない運営思想
和恵会グループ様では、
抑制を行わないケアを実現することを掲げています。
そのために、施設の透明性を高め、
院内の取り組みを公開しながら、地域へと広げています。
この思想は、入居者の尊厳を守るだけでなく、
家族にとっての安心にもつながります。
■ 設計上のポイント
本施設では、「見守り」と「自由」のバランスを
空間と仕組みで成立させています。
・24時間スタッフ常駐による安否確認
・緊急通報システムによる即時対応
・生活相談体制の整備
安心を支える機能を備えながら、
過度な管理にならない距離感を設計しています。
■ 暮らしを支える空間計画
内装は、素材感を大切にしています。
タイル、織物クロス、木製ドア、ロートアイアン、
ステンドグラスを組み合わせました。
色はグレージュを基調に統一。
やわらかく落ち着いた空間としています。
施設特有の無機質な印象を抑え、
住まいとしての心地よさを重視しました。
共同スペースは、入居者同士の関係が自然に生まれる場として
閉じこもりを防ぎ、
日常の中でゆるやかなつながりを育てることを意図しています。
居室は、単身からご夫婦まで対応できる間取りとし、
それぞれの生活スタイルに合わせた選択が可能です。






■ 終の住処にふさわしい外観
オーナーからは、上質で落ち着いた外観が求められました。
外壁にはALCパネルを採用。
リブのパターンをランダムに配置しました。
光と影に変化が生まれ、
単調にならない表情をつくっています。
一般的な施設とは異なる、
住宅らしい品のある外観に仕上げました。
■ 長期プロジェクトの乗り越えて
本計画は、2020年のコロナ禍からスタートしました。
社会状況が大きく変わる中でも、
関係者と連携しながら設計・工事を進めました。
2023年1月に建物が完成し、
2月に無事オープンを迎えています。
シャトー新橋では、「安心して暮らせる住まい」を形にしました。
安全性だけでなく、
上質で落ち着いた空間づくりを重視しています。
重要なのは、機能を整えることではなく、
入居者が自分らしく暮らせる環境をどう実現するかです。
高齢者住宅は、これからの社会に欠かせない施設です。
設計の工夫によって、暮らしの質は大きく変わります。
新築・改修をご検討の際は、ぜひご相談ください。
高齢者住宅や福祉施設の計画は、初期段階で質が決まります。
・新築・建替えの基本構想
・医療連携型住宅の計画
・動線・ゾーニングの整理
・既存施設の改善提案
段階に応じてサポートいたします。