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創業50年の実績 医療・福祉・教育・文化・商業施設の建築設計(浜松)

NEWS

2020年07月09日

災害時でも止まらない病院へ

ー聖隷浜松病院 BCP対応設備更新(給水・医療ガス)設計事例

災害時に「止まらない病院」をどう実現するか。
医療施設におけるBCP(事業継続計画)は、設備設計の質がそのまま安全性に直結します。

今回ご紹介するのは、聖隷浜松病院におけるインフラ強化プロジェクト。
給水・医療ガスという“生命線”の冗長化を図り、非常時にも機能を維持できる体制を構築しました。

同様の課題をお持ちの医療・福祉施設の方にとって、具体的なヒントとなる事例です。

BCPを支える「水」の二重化

従来、上水は市水に依存していました。
本計画では、新たに井水ろ過システムを導入しています。

地下水を汲み上げ、ろ過処理を行うことで市水と併用可能にしました。
単一供給からの脱却により、断水時でも給水を継続できる体制を確立しています。

災害時の医療継続において、水の確保は最優先事項です。
この仕組みは、施設全体のリスク分散に大きく寄与します。

地下水ろ過システム
地下水ろ過システム

医療ガスの安定供給体制を強化

医療現場では、空気や酸素の供給が診療そのものを支えます。
本計画では、圧縮空気システムを新たに整備しました。

合成空気から医療用圧縮空気を生成する仕組みを構築し、供給の安定性を向上。
さらに、既存の液体窒素タンクを液体酸素タンクへ更新し、備蓄量を約2倍に拡張しました。

これにより、災害時でも医療行為を継続できる体制を確保しています。

インフラ全体で実現するBCP対応

本プロジェクトでは、水・医療ガスの強化に加え、電源確保も含めた総合的なBCP対策が講じられています。

・非常用発電機の整備
・コージェネレーション設備の導入
・約3日分の燃料備蓄

単体設備ではなく、インフラ全体で冗長性を持たせることが重要です。
「どれか一つが止まっても機能を維持する」設計思想が、医療施設には不可欠です。

BCP対応は、単なる設備更新ではありません。
医療の継続性を支える“経営リスク対策”でもあります。

今回の事例では、給水・医療ガス・電源を一体的に見直すことで、
災害時にも機能を維持できる病院インフラを実現しました。

同様に、

・老朽化した設備の更新を検討している
・BCP対策を強化したいが、何から始めるべきか分からない
・補助金や段階整備を含めて計画したい

といった課題をお持ちの場合は、初期段階からサポート可能です。

施設の状況に応じた最適な計画をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

聖隷浜松病院様の公式ブログはこちら
http://www.seirei.or.jp/hamamatsu/blog/20200706/index.html

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