■ 11年4ヶ月の歩み
2019年9月、聖隷横浜病院 新外来棟建築工事が完了しました。
本計画は、2008年5月の企画設計から始まり、
実に11年4ヶ月にわたる長期プロジェクトとなりました。
長い年月をかけて構想された計画が、
ようやく一つの形となったことに、深い感慨を覚えます。
■ 既存病院を活かした増築
本敷地は条件が厳しく、
さらに既存病院を稼働させながらの増築であったため、
計画・施工ともに高い難易度を伴う工事となりました。
医療機能を止めることなく進める必要がある中で、
安全性・動線・工程のすべてを緻密に調整しながら進行しました。
結果として、通常の新築以上に高度な判断と対応力が求められるプロジェクトとなりました。
■ 想定を超える課題への対応力
工事期間は3年7ヶ月と、建築規模に比して長期に及びました。
その背景には、
・計画の大幅な変更
・予期せぬ要因による工程調整
・敷地特有の行政協議
・これまでに経験のないトラブル対応
といった、多くの課題がありました。
一つひとつの局面に対し、関係者と連携しながら最適解を導き出すことで、
プロジェクトを前進させてきました。
現場では、ベテランの施工監督からも
「複数現場分の経験に相当する」との言葉があったほど、
非常に密度の高いプロジェクトとなりました。
■ 既存改修工事へ
本新外来棟の完成に続き、
来年3月まで既存施設の改修工事が進められます。
この改修工事をもって、
聖隷横浜病院における一連の建築プロジェクトは一区切りとなる予定です。
引き続き、施設全体としての完成度を高めていきます。
本プロジェクトは、
単なる外来棟の新築ではなく、
長期にわたる医療施設整備の集大成となりました。
・11年以上に及ぶ計画・設計の積み重ね
・既存病院を活かした高難度の増築
・想定外の課題に対応するプロジェクト推進力
これらを通じて、
医療施設設計における実践的な知見と経験を蓄積することができました。
医療施設の建築では、
長期プロジェクトにおける調整力と対応力が成功の鍵となります。
私たちは、企画段階から竣工後の運用まで、
一貫して伴走する体制を整えています。
増築・改修・建替えなど、
複雑な条件を伴うプロジェクトについても、
ぜひお気軽にご相談ください。