2022年03月11日
聖隷浜松病院S棟 耐震化増改築
ー渋滞・感染対策・高度医療を支える計画
病院の建替えでは、「安全性」と「使いやすさ」の両立が求められます。
さらに近年は、感染対策や交通対策も重要なテーマです。
現在進行中の聖隷浜松病院S棟増改築工事が、
静岡新聞に掲載されました。
本計画で重視したポイントを、分かりやすくご紹介します。
- 聖隷浜松病院に新別棟 開院60年 来月本格着工へ [2022年3月5日:静岡新聞]
計画の概要
本工事は、老朽化した既存S棟を解体し、
新たなS棟として建替えるプロジェクトです。
水路の付替えを含む大規模な工事であり、
段階的に施工を進めています。
現在は、解体工事が終盤に入り、
水路付替工事に着手した段階です。
① 渋滞を解消する駐車場整備
病院周辺では、交通渋滞が課題となっていました。
計画では、94台分の屋内駐車場を整備。
周辺道路の混雑緩和を図ります。
来院者の利便性を高めるとともに、
地域への影響も軽減します。
② アイセンターの設置
眼科外来と手術部を一体化した、
「アイセンター」を設けます。
外来・手術・入院を一連の流れで対応でき、
患者の移動負担を減らします。
既存の外来スペースも再編し、
全体の診療機能を強化しています。
③ 感染症対応が可能な病棟
感染症拡大時に対応できる病棟を計画しました。
一般利用者と動線が交わらないよう整理し、
安全性を確保しています。
また、通常は一般病室として使いながら、
必要時には感染対応に切り替えられる構成です。
状況に応じて使い方を変えられる、
柔軟な設計としています。
④ 渡り廊下による動線改善
現在、医局管理棟と病院本体は分断されています。
職員は屋外に出て移動しており、
天候の影響を受ける状況です。
渡り廊下を設置することで、
屋内での移動が可能となります。
業務効率と安全性の向上につながる計画です。
本計画では、医療機能だけでなく、
交通・感染・動線といった課題を同時に整理しました。
病院建築は、複数の条件を統合する設計が求められます。
一つひとつの判断が、運用の質に直結します。
私たちは、計画段階から課題を整理し、最適な形を提案します。
医療施設の新築・改修をご検討の際は、ぜひご相談ください。
※今後も工事の進捗を随時ご紹介していきます。
- 聖隷浜松病院様 ホームページ
聖隷浜松病院に新別棟 開院60年 来月本格着工へ [2022年3月5日:静岡新聞]
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