2023年04月07日
大型通所リハ施設「Harnes」竣工
ー150名対応×ICTで進化するデイケア設計
通所リハ施設は、「集まる場所」から「選べる場所」へと変わりつつあります。
利用者一人ひとりに合わせた過ごし方が求められる時代です。
今回、静岡県浜松市にて大型通所リハ施設「Harnes」が完成しました。
私たちは設計・監理を担当しています。
これまでにない規模と考え方を取り入れた施設づくりの過程をご紹介します。
150名規模の新しいデイケア
本施設は、最大150名が利用できる通所リハ施設です。
一般的に25名以上で大規模とされる中、
本計画はそれを大きく上回る規模となりました。
当社にとっても初めての挑戦です。
ICTリハ機器を設置した機能訓練室
ICTを活用した個別最適化
施設の大きな特徴は、ICTの活用です。
利用者ごとの状態や目的に合わせ、
最適なプログラムを提供します。
さらに、過ごし方を自分で選べる空間としました。
「自分らしく過ごすこと」を支える設計です。
大人が落ち着ける空間デザイン
内装は、落ち着きのある色と素材で構成しました。
一般的な施設に見られる生活感を抑え、
大人が長時間過ごしても疲れにくい環境を整えています。
機能だけでなく、居心地にも配慮しました。
キッチンスタジオ
コロナ禍での計画と判断
計画が始まったのは2020年。
コロナ禍により、先行きが見えない時期でした。
それでも事業者は、将来を見据えて決断。
この判断がプロジェクトを前に進めました。
完成は2023年3月。
社会の動きが変わるタイミングと重なりました。
さらに建築費が高騰する前に発注できたことで、
計画は現実的なコストで実現しています。
リモートで進めた設計プロセス
当時は現地見学が難しく、
リモートでの情報収集が中心となりました。
類似施設のオンライン見学や、
コンサルタントとの打合せを重ねました。
運営スタッフとも密に連携し、
施設イメージを共有しています。
開所後の運用サポート
本施設は、前例の少ない取り組みです。
開所後も運用を見ながら改善を続けています。
設計者として、必要なサポートを行っています。
「Harnes」は、規模・機能・考え方のすべてが新しい施設です。
ICTと空間設計を組み合わせることで、
利用者主体の環境を実現しました。
通所リハ施設は、これからさらに進化していきます。
設計によって、その可能性は大きく広がります。
新築やリニューアルをご検討の際は、
ぜひお気軽にご相談ください。
■ 施設概要
事業者:医療法人社団 一穂会
施設名:Harnes(ハーネス)
所在地:静岡県浜松市西区西山町
構造:鉄骨造 地上4階
延床面積:4,972㎡
用途:通所リハ(最大150名)・医療療養病棟(52床)