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創業50年の実績 医療・福祉・教育・文化・商業施設の建築設計(浜松)

NEWS

2024年10月02日

三ケ根クリニック_版築壁を採用

ー版築壁を採用した設計の背景と施工のポイント

建物の印象は、素材で大きく変わります。
特にクリニックでは、安心感や温かみが重要です。

今回、三ケ根クリニックの計画で、
「版築壁(はんちくへき)」を採用しました。

自然素材ならではの表情と、
唯一無二の外観を生み出す取り組みをご紹介します。


版築壁とは

版築とは、型枠の中に土を入れ、
層ごとに突き固めてつくる工法です。

土の色や粒の違いがそのまま表れ、
地層のような独特の表情が生まれます。

現在は強度を確保するため、
土にセメントを混ぜて施工するケースが一般的です。

三ケ根クリニックの版築壁

三ケ根クリニックの版築壁


採用のきっかけ

設計打合せの中で、
施主から「温かみのある仕上げにしたい」という要望がありました。

そこで提案したのが版築壁です。

当初は内装仕上げとして検討しましたが、
用途やメンテナンス性を考慮し、外部のサイン壁として採用しました。

中途半端な仕上げではなく、
素材の良さをそのまま活かす方針です。

施工の難しさと価値

版築壁は、施工できる職人が限られています。

今回も工事後半になってようやく職人が決まり、
工程を調整しながら進めました。

施工当日は、施主とそのご家族にも参加いただき、
実際に突き固め作業を体験していただいています。

猛暑の中での作業となりましたが、
建物づくりに関わる貴重な時間となりました。

三ケ根クリニックの版築壁
三ケ根クリニックの版築壁
三ケ根クリニックの版築壁


完成した表情

型枠を外すと、
グレーの美しいグラデーションが現れました。

建物全体の配色に合わせ、
落ち着いた色味に調整しています。

人工素材では再現できない、
自然素材ならではの深みが感じられます。

三ケ根クリニックの版築壁

経年変化という価値

版築壁は、時間とともに表情が変わります。

雨や風の影響を受け、
少しずつ風合いが深まっていきます。

設計時にその特性をご説明したところ、
施主からは「変化も楽しみたい」との言葉をいただきました。

完成がゴールではなく、
使いながら価値が増していく素材です。

実際にご覧ください

今回の版築壁は、クリニックの外部サインとして設置しています。

お近くにお越しの際は、
ぜひ実際の質感をご覧ください。

三ケ根クリニック
https://sangane-clinic.com/


建築の価値は、素材選びで大きく変わります。

既製品だけではなく、
その場所に合った素材を選ぶことで、印象は大きく向上します。

・他にはない外観にしたい
・素材にこだわった建物をつくりたい
・経年変化も楽しめる設計をしたい

このようなご要望にも対応しています。
クリニックや施設の設計は、ぜひご相談ください。

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