2025年06月21日
浜松学院興誠中学校・高等学校体育館
ー学園と街をつなぐ、新しい体育館風景
周囲との関係が、使いやすさと印象を大きく左右します。
今回は、浜松学院興誠中学校・高等学校体育館の
上空写真が届きました。
計画の意図が一目でわかる、
貴重なカットをご紹介します。
上空から見える配置計画
神社の森を背景に、住吉バイパスに面した敷地全体が見渡せます。
体育館と既存校舎の位置関係が明確になり、
建物のボリューム感も実感できます。
写真を見ると、
配置計画の狙いが自然と伝わります。
景観と街へのひらき
本計画では、歩道に面する植栽帯を再整備しました。
あわせて、バス停前の空間を広げ、
人の流れにゆとりを持たせています。
以前は、歩道が狭く、
通行と待機が重なり混雑していました。
現在は、視界が開け、
地域の方も使いやすい空間へと変わっています。


独特な外観デザイン
ピロティを設け、建物を持ち上げることで、
沿道に抜け感をつくっています。
幾何学的で整った外観に、
リズムのある開口部を組み合わせました。
シンプルでありながら、
印象に残るファサードです。設備も「見せ方」で変わる
新設したキュービクル(受電設備)は、
ホワイトの有孔折板で覆いました。
半透明のスクリーンのように見せることで、
無機質な印象をやわらげています。
機能だけでなく、
見え方まで設計することが重要です。
外構と動線の設計
校舎との間には、オープンスペースを設けました。
風が通り抜ける、
気持ちの良い距離感をつくっています。
また、体育館裏には2階建ての駐輪場を配置。
シンプルな構成ながら、
手すりの寸法を調整し、整った印象に仕上げました。
将来を見据えた設計
渡り廊下は、体育館と統一したデザインとしています。
中央部分の屋根を高くすることで、
将来的な工事車両の通行にも対応可能です。
完成時だけでなく、
将来の使われ方まで想定しています。
建築写真の裏側
竣工写真は、専門の建築撮影スタジオに依頼します。
構図の調整や不要物の除去など、
細部まで丁寧に仕上げられます。
今回の写真選定でも、
プロの技術の高さを改めて実感しました。
次回は、その裏側もご紹介します。
上空写真は、建築の意図を最もわかりやすく伝えます。
配置、動線、景観。
すべてが一枚で読み取れます。
私たちは、建物単体ではなく、
周囲との関係まで含めて設計します。
学校施設や大規模建築の計画をご検討の際は、
ぜひお気軽にご相談ください。
