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株式会社公共設計創業50年の実績 医療・福祉・教育・文化・商業施設の建築設計(浜松)

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2026年04月19日

【アーカイブ掲載】私たちは、建物ではなく「暮らし」を設計しています。

ー暮らしに寄り添う、住宅のようなやさしさをもつ施設

2010年6月30日、牧之原市に竣工した
地域密着型介護老人福祉施設「グレイス」。

この建物で目指したのは、
「施設」ではなく、「住まい」のような佇まいでした。

地域密着型介護老人福祉施設『グレイス』

地域密着型介護老人福祉施設『グレイス』

地域密着型老人保健施設『グレイス』

日々を過ごす場所だからこそ、
できるだけ家庭に近い空気の中で、安心して過ごしていただきたい。

その想いから、外観や空間のあり方を、
一つひとつ丁寧に整えていきました。

この施設は、
耐火・準耐火建築物の規定に縛られない条件を活かし、
木造平屋として計画された、地域密着型の小規模特別養護老人ホームです。

しかし、その実現のためには、
法律や技術の面で乗り越えるべき多くの課題がありました。

地域密着型介護老人福祉施設『グレイス』

地域密着型介護老人福祉施設『グレイス』

地域密着型介護老人福祉施設『グレイス』

ひとつずつ向き合い、
関係者と丁寧に調整を重ねながら、
ようやくかたちにすることができた建物です。

建物に使われている木材からは、
やわらかな温もりが感じられます。

日本で長く育まれてきた「木の文化」を受け継ぎ、
これからの時代へとつないでいくこと。

それは、環境への配慮という意味でも、
とても大切な取り組みであると考えています。


地域密着型介護老人福祉施設『グレイス』

入口正面の外壁には、
創世記の聖句が刻まれています。

「見よ、私はあなたと共にいる。
あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、
あなたを決して見捨てない」

この言葉は、
ここで過ごす方々への静かな支えであり、
この施設のあり方そのものを表しているように感じられます。


地域密着型介護老人福祉施設『グレイス』
こちらは 完成模型です

この計画のはじまりにあったのは、
「お茶畑の丘の上に、あたたかな“街”をつくりたい」という想いでした。

建物単体ではなく、
人と人とがつながり、支え合いながら暮らしていく場所。

その風景を思い描きながら、設計を進めてきました。

地域密着型老人保健施設『グレイス』

建築主である社会福祉法人 牧之原やまばと学園様は、
長い年月にわたり、人と真摯に向き合い続けてこられました。

「ひとりひとりを大切にすること」
「地域とのつながりの中で支え合うこと」

その想いは、この建物の随所に息づいています。

建築は、形だけでは完成しません。

そこに人の想いが重なり、
時間が積み重なっていくことで、はじめて場所になります。

グレイスが、これからも地域の中で、
やさしく人を支える存在であり続けることを願っています。

地域密着型老人保健施設『グレイス』

地域密着型老人保健施設『グレイス』

グレイスは、お茶畑の広がる丘の上に建つ施設群のひとつです。

短期入所生活介護事務所「グレイスショートステイ」、
特別養護老人ホーム「グレイス」、
デイサービスセンター「すずらん」、
介護予防拠点「いちじくの木」、
居宅介護支援事務所「シャローム」、
そしてケアホーム「もくれん」。

それぞれの施設がゆるやかにつながり、
「恵みの丘」というひとつの場所をかたちづくっています。

地域密着型老人保健施設『グレイス』

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