2018年03月20日
第5回 見えない時間が、安心をつくる、免震層までの掘削完了
ー聖隷横浜病院 新外来棟
建物の工事が進んでいるのに、
なかなか姿が見えてこない。
そんなふうに感じることはないでしょうか。
けれどその時間は、
決して止まっているわけではありません。
むしろ、
建物の安心を支えるための、
とても大切な時間です。
聖隷横浜病院の現場でも、
その積み重ねが、ようやくひとつの節目を迎えました。
工事開始から2年。静かに積み重ねてきた時間
聖隷横浜病院の工事が始まってから、約2年。
前回のご報告からは1年半、
新外来棟の工事が始まってからも1年が経ちました。
振り返ると、
長いようでいて、
ひとつひとつの工程を丁寧に重ねてきた時間でした。
現場では日々、
見えない部分の作業が着実に進んできました。
免震層までの掘削が完了しました
現在、建物の最も下にあたる
免震層までの掘削が完了しました。
ここまでの工程は、
決して簡単なものではありませんでした。
免震構造の建物は、
地震の揺れを受け流すために、
基礎部分に特別な構造を持たせます。
そのため、
上に建物が立ち上がる前に、
しっかりとした準備が必要になります。
なぜ、ここまで時間がかかるのか
免震建築では、
この基礎部分の工程に時間を要します。
さらに今回は、
もともとの地盤が高い場所から掘り進めているため、
通常よりも時間がかかる条件が重なっていました。
一見すると、
「なかなか進んでいない」と感じられるかもしれません。
ですが、
この時間こそが、
- 建物の安全性
- 地震への備え
- 長く使い続けられる安心
につながっています。
見えない部分にこそ、
丁寧に時間をかける。
それが、この建物の大切な土台となります。
これから、少しずつ姿が見えてきます
ここまで来て、
いよいよ建物の上部が立ち上がってくる段階へと進みます。
次回のご報告では、
これまでとは少し違い、
目に見える変化をお伝えできるかもしれません。
長い準備の時間を経て、
ようやく「かたち」が見え始める瞬間です。
完成に向けて、さらに丁寧に
完成までは、あと1年あまり。
これからは、
建物の中身をより具体的に整えていく工程に入ります。
使う方にとってわかりやすく、
安心して過ごせる空間となるように。
一つひとつの検討を重ねながら、
さらに質を高めていきます。
建築には、
「見える時間」と「見えない時間」があります。
そして、
本当に大切なのは、
見えない時間の積み重ねです。
聖隷横浜病院の新外来棟も、
その大切な工程を経て、
ようやく次の段階へと進みます。
これから少しずつ姿を現し、
地域を支える建物へと育っていきます。
その過程も含めて、
これからも丁寧にお伝えしていきます。