2016年05月13日
第2回 病院建築はどう始まる?起工式の意味と役割
ー聖隷横浜病院 新外来棟
建物は、突然できあがるものではありません。
そのはじまりには、
人の想いと、静かな節目があります。
病院の建築も同じです。
多くの方が関わり、
長い時間をかけて進んでいくその最初の一歩が、
「起工式」です。
今回は、聖隷横浜病院 新外来棟の起工式の様子とともに
建築がどのように始まっていくのかを、やさしくご紹介します。
聖隷横浜病院 新外来棟の起工式が執り行われました
5月12日、
聖隷横浜病院 新外来棟建築工事の起工式が行われました。
前日までの雨と強い風が嘘のように、
当日は雲ひとつない穏やかな空。
その空気の中で、
工事の安全と無事の完成を願い、
静かに式が進められました。
関係者の皆さまに加え、
近隣自治会の方々にもご参列いただき、
この建物が地域の中で
大切な役割を担っていくことを、改めて感じる時間となりました。
起工式とは?病院建築における大切な節目
起工式とは、
建築工事のはじまりにあたり、
安全と無事の完成を祈願する儀式です。
特に病院建築では、
その意味はより深くなります。
医療を支える建物は、
地域の安心に直結する存在です。
だからこそ、
関係者が一堂に会し、
「ここから始まる」という意識を共有することが、
とても大切になります。
目に見える工事はまだこれからですが、
この日をもって、
建築は確かに動き出します。
多くの人に支えられて始まるプロジェクト
病院の建築は、
設計者や施工者だけで進むものではありません。
医療関係者の方々、
行政、地域の皆さま。
多くの方の理解と協力があって、
はじめて成り立ちます。
今回の起工式でも、
地域の方々にご出席いただいたことで、
この建物が単なる施設ではなく、
地域とともに育っていく存在であることを、
あらためて実感しました。
ここから始まる、長い建築の時間
起工式を終えると、
いよいよ工事が本格的に始まります。
これから、
地盤を整え、基礎をつくり、
少しずつ建物の形が見えてきます。
完成までには、まだ時間がかかります。
ですが、
見えないところにこそ、
建物の安心を支える大切な工程が詰まっています。
私たちも設計者として、
一つひとつの工程に丁寧に向き合いながら、
このプロジェクトを進めていきます。
起工式は、
単なる儀式ではありません。
これから始まる建築に対して、
関わるすべての人が気持ちをそろえる、
大切な時間です。
聖隷横浜病院 新外来棟も、
ここから少しずつ形になっていきます。
地域にとって、
安心できる場所となるように。
その思いを胸に、
これからの工程も丁寧に積み重ねていきます。