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創業50年の実績 医療・福祉・教育・文化・商業施設の建築設計(浜松)

NEWS

2017年05月31日

重症心身障がい児施設の設計

ー医療と生活を支える施設設計

「ここなら安心して任せられる」
そう思える場所であること。

医療的ケアが必要な方や、そのご家族にとって、
施設選びはとても大きな決断です。

一方で運営側も、
安全な医療体制を確保しながら、
“生活の場”としてのやさしさをどうつくるかに悩まれています。

本記事では、
重症心身障がい児・者を対象とした医療療育センターの設計を通して、
安心と暮らしを支える建築の考え方をお伝えします。


重症心身障害児施設 信愛医療療育センター


医療と生活が自然につながる施設へ

この施設では、通所・入所・短期入所、外来診療、訪問診療まで、
一人ひとりの状態に合わせた支援を行っています。

設計で大切にしたのは、
それぞれのサービスを“分ける”のではなく、
無理なくつながる関係にすることでした。

環境が大きく変わると、
利用者にもご家族にも負担がかかります。

そのため、
できるだけ同じ場所で、同じ関係性の中で過ごせるよう、
配置や動線を丁寧に整えています。



重症心身障害児施設 信愛医療療育センター


医療的ケアがあっても、安心して過ごせる空間

人工呼吸器や吸引、経管栄養など、
日常的に医療的ケアが必要な方にとって、
安全な環境は欠かせません。

同時に、
そこが長く過ごす場所である以上、
落ち着いて過ごせることも大切です。

そこで本計画では、

  • 必要な医療機器が無理なく使えるスペース
  • スタッフがすぐに対応できる配置
  • やわらかな光や素材による安心感

をバランスよく整え、
「医療の場」と「暮らしの場」を両立する空間を目指しました。

重症心身障害児施設 信愛医療療育センター

スタッフの負担を減らし、ケアの質を高める工夫

日々のケアを支えるのは、医師や看護師、介護職の方々です。

その動きやすさは、
そのままケアの質につながります。

本施設では、

  • 見守りやすい配置
  • 移動距離を抑えた動線
  • 必要なときにすぐ連携できる関係性

を大切にし、
無理なく働ける環境づくりを意識しました。

結果として、
利用者にとっても安心できる空間につながります。


重症心身障害児施設 信愛医療療育センター

ご家族と在宅生活を支えるしくみ

この施設のもう一つの役割は、
ご家族を支えることです。

短期入所は、
ご家族の休息や急な事情にも対応できる大切な機能です。

また、訪問診療を通じて、
在宅生活への移行や継続も支えています。

設計としては、

  • 出入りしやすい動線
  • 外来・訪問部門の使いやすさ
  • 施設内との連携のしやすさ

を整え、
地域とつながる拠点となることを目指しました。

「ことわらない」を支える建築の役割

「どんなに医療依存度が高くても受け入れる」

この理念を実現するには、
運営だけでなく、建築の支えが必要です。

例えば、

  • 将来の設備増設に対応できる余白
  • 柔軟に使い方を変えられる空間
  • 人員体制の変化に対応できる構成

など、
長く使い続けられる設計が求められます。

建物は完成して終わりではなく、
使われ続けることで価値が生まれます。

安心できる施設とは、
設備が整っているだけではなく、
「人が安心して過ごせる環境」であることが大切です。

そのためには、

  • 医療と生活のバランス
  • スタッフの働きやすさ
  • ご家族への配慮
  • 将来への備え

を丁寧に重ねていく必要があります。

建築は、その土台をつくる役割を担っています。

 

施設整備を考える中で、
「どこまで医療対応を持たせるべきか」
「利用者やご家族にとって本当に安心できる環境とは何か」

悩まれる場面は多いかと思います。

まだ構想段階でも構いません。
方向性を一緒に整理するところから、
お手伝いできれば幸いです。


医療・福祉施設の新築・増築・改修、
基本構想からの計画支援についてご相談を承っております。

重症心身障がい児・者施設や医療的ケア児施設の整備をご検討の際は、
計画初期の段階からお気軽にご相談ください。

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